大和(オオヤマト)古墳群散策
2008年4月26日(土)
JR長柄駅→大和(オオヤマト)神社→下池山古墳→西塚山古墳→西殿塚古墳(継体天皇皇后手白香皇女陵)→中山大塚古墳→行燈山古墳(崇神天皇山辺道勾岡上陵)→櫛山古墳→黒塚古墳→JR柳本駅
案内 中司照世先生 (前福井県埋蔵文化財調査センター所長)
今月の現地見学会は、JR大阪駅に集合し、加茂行き大和路快速に乗車することから始まる。奈良駅で乗換え桜井線に乗ると二両編成のワンマンカーで、無人駅
での乗下車は運転手後ろのドアのみである。辺りに人気の無い無人駅の長柄駅で下車する。参加者は二十二名。このコースは中司先生のお奨めで、計画・資料の
作成・現地での説明まで引き受けていただきました。
続きは→ つどい245号
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大和(オオヤマト)神社
本殿 戦艦大和顕彰。3721柱を祭る
馬口山古墳(前方後円墳 L=110m)
神社参道の脇にあり、箸墓より古い
吉野川からの導水を渡る。後方に三輪山
下池山古墳(前方後円墳 L=120m)
下池山古墳から萱生町環濠村落。奥は弓月岳
あしひきの 山川の瀬の 響るなへに
弓月が嶽に 雲立ち渡る
柿本朝臣人麻呂 巻7 1088
西山塚古墳(前方後円墳 L=120m)
方墳部が北(摂津方面)を向き埴輪は高槻から運ばれた。宮内庁が指定する西殿塚古墳ではなくこちらが実際の継体天皇妃手白香皇女の墓とされる
金魚養殖 サルタヒコ
西殿塚古墳(前方後円墳 L=220m)
宮内庁が指定する継体天皇后手白香皇女陵
弓月岳と三輪山
中山大塚古墳の麓 歯定神社 大和神社御旅所で昼食
中山大塚古墳(前方後円墳 L=120m)
南北朝から戦国時代にかけ砦に利用されたという
柿本人麻呂句碑
行燈山古墳
山の尾根を削って築造され、周濠の水面高が前方部と後円部では異なる
櫛山古墳(L=148m)
行燈山古墳の山側に隣接して造られた。双方中円墳という珍しい形をしている
行燈山と櫛山古墳の鞍部を抜けて
行燈山古墳の周濠にもどってきた
行燈山古墳は崇神天皇陵とされている
黒塚古墳(前方後円墳 L=132m)
平成9~10年に調査され三角縁神獣鏡(33面)他大量の鏡が出た
古墳時代前期の築造
後円部に竪穴式石室を持つ
箸墓古墳を望む
展示館で石室の様子が再現されている
参考→桜井茶臼山古墳
記紀皇統譜の比較研究(H22.3.31) 皇學館大學紀要第四十八輯 荊木美行より.
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